11/05
2024
Tue
旧暦:10月4日 先勝 壬 
産業・経済
2013年4月7日(日)9:00

製糖操業を終了/宮糖伊良部工場

キビ原料 前期比1.4倍の5万2000㌧


 宮古製糖伊良部工場の2012-13年産サトウキビの製糖操業が6日、終了した。原料搬入量は5万2022㌧と、台風の影響で大不作となった前期の3万6074㌧と比べて1万5948㌧(44%)増えた。今期は品質が良く、平均糖度は15・25度と基準(13・2~14・4度)を大幅に上回った。トン当たり農家手取額は、基準額の2万1164円より1595円高い2万2759円。農家総手取額は、11億8396万円となった。


 高品質の要因には、糖度の高い農林15号(15・5度)の品種構成比が51%を占めたことを挙げた。

 平均反収(10㌃当たり収量)は6・3㌧と、平年の7㌧を下回った。中心品種の農林15号は高糖度の一方で、他品種と比べ茎が細くて短いなど生育が良くなかった。宮国博文農務課長は、15号は導入から長年経過したために、品種劣化が
進んでいると指摘。15号の新品種への切り替えを今後の課題に挙げた。品種構成比は15号に次いで、27号の20%が2番目に多かった。

 今期は天気に恵まれ、ハーベスターが好調に稼働した。同機で収穫した原料の割合は、17%と前期の15%より、2ポイント増えた。機械収穫の割合は、今後も高齢化に伴い伸びていくとみられている。

 糖度区分別の構成比は13・1度以下が7・5%、基準糖度帯(13・2~14・4度)が21・1%、14・5度以上が71・5%。92・6%の原料が基準以上となった。

 糖度の最高は19・6度、最低は9・0度を記録した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

2024年10月12日(土)9:00
9:00

広島から初のチャーター便/JTA

ツアー客112人来島   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する広島-宮古チャーター便が11日、宮古空港に到着した。ツアー客ら112人が2泊3日の日程で宮古観光を満喫する。同社によると11月は広島を含め4地域からチャーター便が就航するという。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!