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教育・文化 社会・全般
2013年5月28日(火)9:00

古謝さんがライブ演奏/久松中で平和集会

生い立ちを通して尊さ訴え


平和について語りエンディングで「童神」を熱唱した古謝さん(中)。キーボード演奏の佐原さん(左)と歌に振り付けたハワイアンフラを踊る森本さん(右)=27日、久松中学体育館

平和について語りエンディングで「童神」を熱唱した古謝さん(中)。キーボード演奏の佐原さん(左)と歌に振り付けたハワイアンフラを踊る森本さん(右)=27日、久松中学体育館

 久松中学校(平良ヒロ子校長)の2013年度平和集会が27日、同校体育館で開かれ、歌手の古謝美佐子さんが自身の生い立ちを通して体験した平和に対する思いを訴え、ライブ演奏を行った。生徒たちは真剣な表情で古謝さんの話に耳を傾け、次々に披露される沖縄民謡やオリジナル曲「黒い雨」などの歌を聞いた。

 同校の平和集会は多様な生き方にふれ、ものの見方や考えを広げながら異なる価値観を認め合う心を醸成すること

古謝さんの生い立ちを通して語られる平和に対する思いを生徒たちは真剣な表情で聞いた

古謝さんの生い立ちを通して語られる平和に対する思いを生徒たちは真剣な表情で聞いた

や、共感する心、平和の尊さに対する考えを深めることなどを目的としている。

 嘉手納町出身の古謝さんは、ベトナム戦争当時に配備されていたB-52戦闘爆撃機の墜落事故や基地周辺の環境などについて話し、幼い頃に米兵が公務中に起こした交通事故で自らの父親を失ったことの辛い体験を涙ながらに語り平和の尊さを訴えた。古謝さんは「孫ができた今、戦争を知らない世代や基地のない地域の子どもたちにも、基地あるが故の恐ろしい沖縄の実態を伝え共感してもらいたいと思う」と説明した。

 コンサートでは「ナークニー」「南洋小唄」「PW慕情」などの琉球民謡や沖縄歌謡、古謝さんのオリジナル曲「黒い雨」「童神(わらびがみ)」などが披露され、曲の合間に古謝さんのトークと夫でキーボード奏者の佐原一哉さんが太平洋戦争や沖縄戦の歴史、激しい戦争をくぐり抜けた三線の歴史などを紹介した。コンサートのエンディングでは全国的にヒットした「童神」を古謝さんが歌い上げ、フラダンスチームプアエナ宮古の森本由香さんがこの歌のために振り付けた踊りを披露した。

 古謝さんのトークと歌を聞いた新里凌也君(3年)は「三線の歴史や沖縄戦について学ぶことができた。平和について自分なりに調べてみたい」。粟国南さん(2年)は「きれいな歌声に感動した。基地のあるところは怖いと感じた。いろんな人に伝えられればと思った」と話した。

 平良校長は「指導する先生方もみな戦後生まれ。とてもよい平和学習の機会になった」と話していた。古謝さんは同コンサートを池間小中学校でも行った。きょう28日には北中、上野小でも行う予定だ。


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