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産業・経済
2013年7月24日(水)9:00

1位「北福波」3129本/家保種牛精液払い下げ12年度

全体の8割占める/肉質に優れ産子高値

 宮古家畜保健衛生所のまとめによると、2012年度の県所有種雄牛の精液払い下げ本数は、宮古島生まれの「北福波」が3129本と最も多く、全体(3936本)の8割を占めた。肉質に優れる沖縄の「スーパー種牛」。北福波の産子は市場評価が高く、12年度の1頭平均価格は42万4000円(宮古家畜市場実績)と、全体平均の40万2000円を2万2000円上回った。精液払い下げ2位は、伊江島産「勝群星」の718本だった。


 北福波の育種価(遺伝能力)は、特に脂肪交雑(霜降りの度合)に優れ、ランクはトップの「H」。肉質のばらつきが少なく、上物率は高いという。

 肥育した産子は、本土の枝肉共励会で最優秀の成績を収めるなど、全国的にも評価が高い。

 北福波の精液は、引っ張りだこのため、宮古での払い下げは月190本に限定。人工授精師の実績により、割り振っている。精液1本の価格は5000円と、比較的安い。

 交配は①糸桜、田尻、気高系のいずれにも合うが、「北国7の8」や「北国7の3」を父に持つ雌牛への交配は、強い近親交配になるので避ける②増体面でややばらつきが見られるため、体積のある母牛への交配が望ましい-としている。

 98年10月10日に生まれた北福波は14歳と、高齢化した。県は現在、後継種牛の育成に取り組んでおり、候補牛は10頭近くに達した。産子の枝肉成績次第で、種牛に選抜する。

 「勝群星」の子は脂肪交雑やロース芯面積で、県歴代最高の検定成績を収めた。バラ肉の厚さなどにも優れ、産肉能力の評価は高い。


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