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産業・経済
2013年7月30日(火)9:00

コーラル社 専務に真栄城氏

会社再建へ外部起用/下地市長 営業手腕を評価


真栄城氏の取締役就任を承認した総会=29日、市役所下地庁舎会議室

真栄城氏の取締役就任を承認した総会=29日、市役所下地庁舎会議室

 アロエベラジュースなどを製造、販売する第3セクター、コーラル・ベジタブル(本社・下地川満、社長・下地敏彦市長)は29日、市役所下地庁舎で取締役会を開き、常勤の代表取締役専務に元琉球放送常務の真栄城忠之氏(68)=宮古島市下地=を選任した。赤字が続く経営の立て直しを視野に入れた人事。下地市長は、「琉球放送で培った真栄城氏の営業力を買った」と起用の理由を述べた。任期は来年11月までの1年3カ月。


 取締役会に先立って、臨時株主総会を開き、新取締役に真栄城氏、監査役に奥原一秀市会計管理者の就任を承認した。真栄城氏の専務就任に伴い、米田隆己氏の常務職を解いた。

 真栄城氏は「代表取締役の大役を任され、身の引き締まる思い」と感想。今後に向けては「市の支援を今しばらくは受けながら、早めの自立を目指したい」とと抱負を語った。

 琉球放送には45年勤めこの間、大阪支社に7年、東京支社に10年勤務するなど、多くの企業とネットワークも築いた。

 販売強化については「県内外の企業との連携を展開したい」と強調。商品開発はアロエベラを主力に、他の農産物加工にも幅を広げ、経営安定につないでいく考えを示した。

 コーラル社は、地域農業と不離一体となって、農産物加工の役割を担う存在意義の高い企業と評価。農業を中心産業とする宮古では、その役割は一層高まっているとし、再建を懸命に模索しなければならないと方針を示した。

 同社には宮古島市などが出資しているが、約1億2000万円の累積赤字を抱える厳しい経営状況が続いている。

 真栄城 忠之(まえしろ・ただゆき) 1945年5月5日生まれ。68歳。宮古島市平良出身。68年同志社大卒。同年琉球放送入社。2003年同社常務取締役。07年常務取締役退任。13年7月29日コーラル・ベジタブル社代表取締役専務


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