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教育・文化
2013年8月19日(月)9:00

市場に若いパワー/高校生カフェ「んまがぬ家」

波及効果も徐々に/もうすぐ開店1カ月


カフェ「んまがぬ家」を営業する宮総実高の4人。右端が店長の伊佐由紀佳さん=17日、宮古島公設市場内

カフェ「んまがぬ家」を営業する宮総実高の4人。右端が店長の伊佐由紀佳さん=17日、宮古島公設市場内

 宮古島公設市場内に開店した県内初の高校生が営業するカフェ「んまがぬ家」が21日で1カ月を迎える。開店してから日が浅く、知名度は今ひとつだが、地域の人や観光客に宮古の特産品を使った商品を買ってもらおうと日々奮闘している。周囲の人たちも「若いパワーで市場内が活気づいている」と温かく見守っている。

 同店は、三重県多気町にある高校生レストラン「まごの店」を参考に7月21日にオープンした。

 宮古総合実業高校の4人が仕入れから調理、接客、販売、コスト管理まですべてを担当している。

 メニューは、宮古そばを使った「温・冷麺セット」、宮古島産の紫いもを利用した揚げ菓子「みゃ~くんチュロとむらさき丸」

 最近ではリピーターも増え、おやつにと買っていく人や、近くの商店街の人たちが出前を頼んだりするようになった。

 仕込みに時間がかかり、肝心の調理に集中できないなどさまざまな失敗はあったが、そこは高校生の体力とチームワークで乗り切った。

 店長の伊佐由紀佳さん(3年)は「笑顔での接客や丁寧な言葉遣いを心掛けている。将来は動物に関わる仕事に就きたい。ここで学んだ知識が生かせれば」と話した。

 市場内に店を構える人たちも温かく見守っている。

 与那覇政江さんは「カフェでそばを買った人が私の店で『ジューシー』を買うなど、波及効果が出ている」と語った。

 同店を管理、運営する「ティダヌファ」の担当者、伊佐明子さんは「高校生の時からビジネス感覚が養え、将来を見据えることができる」と教育実習施設としての役割を強調。「宮古の資源に目を向ければ、地元に愛着を抱き島を愛する人に育っていくはず」と期待を込めた。

 働く高校生は「修業の場」と捉えることから無給。営業日は土、日と祝日。営業時間は午前10時から商品が売り切れるまで。

 同店では高校生のスタッフを募集している。問い合わせは宮古島地域雇用創造協議会(電話79・5288)まで。


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