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産業・経済
2013年10月10日(木)9:00

上半期は20万5434人/13年度入域観光客数

前年度比6117人増/2期連続40万人超に期待

 市観光商工局のまとめによると、宮古島への今年度上半期の入域観光客数は20万5434人で、年間で41万人を達成した2012年度の上半期と比較し6117人(3・07%)上回る結果となった。同局ではスカイマーク(SKY)就航による航空運賃の低価格化や島外での誘客活動の効果が表れているとの考えを示すとともに、2期連続での40万人超えに期待を寄せる。

 今年度上半期の入域観光客数を月別で見ると、最も多かったのは9月の4万6513人で前年同月比で3436人(7・98%)増加した。次いで8月が4万2139人。増加数は最も多く6423人(17・98%)の増だった。3番目に多かったのは3万9668人だった7月だが、前年度比では3821人(8・79%)の減となった。4~6月はいずれも2万人台で、4月は前年度を861人(3・70%)、6月は1427人(5・10%)上回ったが、5月は2209人(8・58%)の減となった。

 市観光商工局の下地信男局長は「スカイマークが4、5月に(那覇-宮古線を)運休していたため前半は低調だったが、就航再開後、夏場に盛り返している」との見方を示した上で、「スカイマークの就航で航空運賃が安くなっていることが広く認知されるようになり、若者を中心に安定的に観光客が伸びてきていると思う。一括交付金を活用し首都圏や那覇で宮古島をPRする鉄道車両広告を掲載する誘客活動の効果も出てきていると思う」と分析。新石垣空港開港に伴う八重山への観光客数増加が宮古へも波及効果を生んでいるとの考えも示した。

 12年度は上半期の入域観光客数が19万9317人、下半期が21万4337人と下半期で客数を伸ばし41万人を達成した。下地局長は今年度も40万人超を達成するためには後半が課題になると指摘。「昨年度は宮古島が舞台となったNHK朝のドラマの影響で後半に伸びた。今年度はその効果は望めない」としながらも「旅行会社は石垣を中心とした先島に目を向けていることを感じる。その取り組みには期待が持てる。昨年度並みに後半が伸びれば新記録を達成する可能性もある」と2期連続での40万人達成だけでなく、前年度の記録更新にも期待を示した。


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