宮高A、数学分野で1位
「科学の甲子園」沖縄予選
第3回沖縄科学グランプリ・科学の甲子園全国大会沖縄予選(主催・県教育委員会)がこのほど、県立総合教育センターで開かれた。県内の離島高校から唯一出場した宮古高校(川満健校長)のAチーム平良榛希君(2年)ら7人が筆記競技で競った結果、数学分野で1位に決まった。同校で25日、報告会が開かれ、平良君らは、1位の喜びをかみしめていた。Bチームは、健闘したが上位入賞には及ばなかった。
授業で学習したことをベースに、実生活に関連した課題に取り組むことによって、科学技術・理科・数学・情報に対する興味や関心を喚起するとともに、科学的な思考力・判断力・表現力などを育成するのが目的。今回の予選には県内から19校30チームが参加した。
Aチームは、平良君のほかに下地百薫さん(2年)、仲田そらさん(同)、源河美乃里さん(同)、山口翔平君(同)、友利拓未君(同)、浜元佑君(1年)で構成。
筆記競技は▽物理▽化学▽生物▽地学▽数学▽情報-の6分野でそれぞれ競われた。
平良君は「1位になれたのは、百薫さんの力のおかげ。改めて百薫さんの数学の力はすごいと思った」とたたえた。
Bチームで参加した佐々木智明君(2年)は「各分野とも難しかった」と振り返った。
川満校長と与那覇丈仁教諭は1位を評価した上で、生徒たちの今後の頑張りに期待を寄せた。
優勝校は筆記競技と実験競技の合計得点で決定し、全国大会に推薦される。