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産業・経済
2013年11月27日(水)9:00

「子供の遊び場少ない」/ロシア観光視察団指摘

観光関係者と意見交換


ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた=26日、宮古島東急リゾート

ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた=26日、宮古島東急リゾート

 社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会(東京都、河野洋平会長)の招待で滞在中のロシア観光視察団5人は26日、下地のホテルで宮古島観光協会などの関係者らと意見を交換した。視察団からは「子供の遊び場が少ない」「宮古までの航空運賃や宿泊費は安くできないか」「ロシア人にはゴルフや野球は人気がない」などと指摘し「食べ物はおいしくて問題はない」「ダイビングポイントは素晴らしい」と高く評価した。


 司会は同協会理事の渡真利将博さん(ニイ・ヨン・ノース代表)が務めた。視察団のロシア沿海州政府の経済政策及び立法委員長のメドヴェーヂェフ・ゲンナーヂーさんは、今回の招待に感謝し、今後の沖縄・宮古観光の実現に向け、意欲を示した。

 視察団には旅行会社の商品企画責任者の女性4人が参加。コドレフ・マルガリータさんは「宮古島の観光を考えた場合、ロシアから家族で訪れても子供の遊び場が少ない。子供の遊びは大事で増やした方が良い。ロシアでも人気のあるサイパンやグアムには、子供の遊び場が多い」と説明した。

 シェホフツォワ・ユリアさんとナウムキナ・ヴァレンチーナさんは「宮古にはホテルの外で遊ぶ楽しいことが少ない。宮古の海とビーチは、とてもきれい。日本は他の外国と違って航空運賃や宿泊費が高い」と指摘した。

 マスリョーハ・マリーナさんは「ロシアの人は歳を過ぎるとあまり何処にも行かない」と実情を説明した上で「帰ったら沖縄ツアーの旅行商品を考えたい」と前向きに取り組んでいく姿勢を示した。

 また視察団は「台湾旅行ツアーは10日間で日本円にして20万円。安いから人気がある」と情報提供した。

 同協会は、県の国内外観光向けエンターテイメント創出・観光メニュー開発支援事業の支援を受け、視察団を招待した。意見交換後、視察団は26日午後、那覇へ向かった。


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