追認求め議案上程へ
市議会12月定例会 来月4日開会
宮古島市議会の議会運営委員会(棚原芳樹委員長)が29日、市役所平良庁舎で開かれ、市議会12月定例会の期日を12月4日から18日までの15日間とすることを決めた。
同委員会終了後、議会全員協議会で市当局による議案説明が行われ、5156万円を追加する一般会計補正予算案など、12月定例会に提出する34議案と報告案件1件、同意案件1件が説明された。
全員協議会における議案説明では、2011年に伊良部白鳥地区でため池を整備する事業で不適切な事務処理をしたとして、担当職員3人が訓告処分された問題に伴い「工事請負契約の追認議決を求める」議案が説明された。
この議案については一部議員から「この問題に対して当局から説明も謝罪の言葉もない」との指摘が出され、長濱政治副市長が謝罪し、提案理由について説明した。
そのほかの提案議案は、平良港コースタルリゾートトゥリバー地区土地売買に関連した「土地売買契約書の一部変更契約について」や「上野トロピカルフルーツパーク設置および管理に関する条例の一部を改正する条例」などが提案された。
一般会計補正予算案の主な歳出は、与那覇遺跡発掘調査1983万円、竹原地区区画整理に1000万円などとなっている。
そのほか、議会運営委員会では、下地敏彦市長から市議会への要望事項として「反問権の制定」「定例会最終本会議への当局の出席」などについて協議したが結論は出ず、それぞれの会派に持ち帰って協議し来月4日の本会議後に再度、議運を開催して協議することを確認した。