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社会・全般
2014年4月1日(火)9:00

「節約に知恵絞らねば」/きょうから消費税8%

一部の店舗では消費税率の変更に伴い商品の値段表示も変更される(写真奥が現行で手前が新しい表示方法)=31日、市内の大型スーパー

一部の店舗では消費税率の変更に伴い商品の値段表示も変更される(写真奥が現行で手前が新しい表示方法)=31日、市内の大型スーパー

 1日から消費税率がこれまでの5%から8%に引き上げられる。引き上げ分は、子育てや医療・介護、年金を充実・安定化するために使われるが、一方で市民には増税の負担が重くのしかかる。「家計のやり繰りが大変」「節約に知恵を絞らなければ」など今後の生活に不安の声を上げる。消費税率引き上げ直前の31日、市民の声を拾った。

 平良に住む主婦(46)は31日のスーパーのチラシを見て「消費税増税を実感した」という。

 「収入が増えない中で、たとえ3%とはいえ支出が多くなるのは大変。削るとしたら食費しかない。光熱費も増税の影響でいくらになるか分からないので、とても不安。子供たちにも水や電気は考えて使ってほしいと言っている」と語った。

 これまでの生活を見直し、工夫して節約に努めていくという市民も。

 農業の男性(66、平良)は「これまで以上にしっかりとした金銭感覚をもって、節約していかなければ」と話す。「収入が限られている一人暮らしの高齢者や生活保護などを受けている人には大きなダメージでは。(消費増税で)社会保障制度が良くなることを期待したい」と語った。

 多良間に住む主婦(50)は「これまでは船が欠航することを見込んで事前に大量に買い物をしていたが、これからは負担が大きくなる。自家栽培などで乗り越えていきたい」と話した。

 景気も一向に上向きにならず、さらに追い打ちを掛けるのは消費増税だという経営者や会社員も多い。

 建設業を営んでいる男性(44、上野)は「増税を前に資材を買い置きしたいが、資金繰りに余裕がない」と厳しい表情だ。

 この男性は「景気が良くなっているというが全く実感がない。増税した分、従業員の給料もアップしたいが、目の前の対策で精いっぱいだ」と嘆いた。

 会社員男性(40代、下地)は「本土の大手企業などはボーナスがアップしているようだが、宮古は給料も上がっていない。景気が良くなった感じも全くない」と話し、増税後、中小零細企業に負担がしわ寄せされることを懸念した。

 「十分な議論がなされないまま消費税の引き上げが行われた」と話すのは平良に住む会社員の男性(42)。「税金を上げる前に国には省くことのできる無駄がまだまだたくさんあるはず。首相は景気が良くなっていると言うが、実体経済が伴っていない。消費税が8%になる1日以降、増税前の買いだめの反動で消費が冷え込まないか心配」と語った。

 「上がる前に買っておこう」と日用品などのまとめ買いをする人も多い。

 「家計のやり繰りが大変になることは分かっているのだが、買いだめには限りがある」と話すのは上野に住む主婦(58)。増税前に買い置きしたのはトイレットペーパーやみそ、しょうゆ、食用油などの生活必需品で、「増税後は、何をどうやって節約するかを考えなければ」と知恵を絞ってやり繰りする予定だ。

 「1000円分の買い物だったら30円増え、10万円では3000円のアップというがどうもピンとこない」と言う会社員男性(45、城辺)も。「車や家電など金額が大きければ増税前に買うが、トイレットペーパーや米などの買い置きはしていない」と話した。

 多く買い込むと無駄に使ってしまうという過去の経験から、買いだめはしないという事務員の女性(28、平良)は、「収入は変わらないのに出費ばかりが増えていく。生活必需品には課税しないなどして、もっとお金持ちから税金を取ってほしい」と語った。

 80代の女性(城辺)は「買いだめできるのはお金がある人で、年寄りにはそうたくさんは買えない。消費税アップは仕方がないと思う」とあきらめ顔だった。

 今後10%への引き上げも検討されている消費税。今後の生活に向け市民の不安は募るばかりだ。

 農業の女性(50代、下地)は「日常生活費や農業にかかわる肥料、農薬なども値上がりするので、全ての面で苦しくなる」と話す。「8%までは仕方ないが10%はやめてほしい」、会社員男性(33、多良間村)は「家庭でも電気のつけっぱなしは気を付けている。たばこの量も減らした。今後、10%になるとの話もあるがやめてほしい」と訴えた。

 公共交通機関の料金も軒並み値上げされる。

 伊良部では2日にタクシーの新運賃メーターを切り替える。消費税増税に伴い、これまでの初乗り運賃430円で走れた距離は1・2㌔㍍だったが、新料金体系では1・167㌔㍍に短縮される。また375㍍走行するごとに運賃が60円ずつ上がっていたが、その距離は365㍍ごとに変更されるという。

 伊良部に住む主婦(32)は「宮古は酒を飲む機会が多いため、タクシーの利用も多い。タクシー会社は利用者のサービスに力を入れてほしい」と話した。


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