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教育・文化 社会・全般
2010年9月29日(水)9:00

仕事って何? 現場で学習/ジョブシャドウイング

働く大人を身近で観察


働く大人を観察し、職業について学ぶ児童(左)=28日、ブックボックス宮古店

働く大人を観察し、職業について学ぶ児童(左)=28日、ブックボックス宮古店

 2010年度宮古島市のジョブシャドウイングモデル事業で、平良第一小学校と鏡原中学校の児童生徒が28日午前、市内事業所や行政機関を訪問し、「大人の仕事」について学習した。メモを片手に働く人々を観察し、就業意識を高めた。


 同事業は、企業や教育機関、家庭が各自の役割を認識しながら地域内における密接な連携を築き、その活動を通して学生の就業意識や県民意識の改善、高揚を図ることが狙い。
 平良第一小の6年生96人と鏡原中1年生の17人が参加。市内約50の事業所と行政機関を訪問し、それぞれの仕事内容を学びながら働く大人を観察した。


 出発式が平良第一小体育館で行われ、両校の校長が児童生徒を激励。平良第一小の儀間裕芳校長は「素晴らしい体験を通して自分の職業観、人生観を身に付ける機会にしてください」と話した。
 児童生徒を代表して鏡原中の屋我達樹君が決意を表明。「日本の明るい未来を切り開く大切な事業。今後の生活に生かせるように頑張りたい」と話した。


 この後、児童生徒たちは一斉に事業所や行政機関に出発。ブックボックス宮古店を訪問したのは5人で、書籍の整理作業や販売カウンター内の仕事内容を学んだ。そんな仕事に従事する大人の姿を丁寧に観察。気付いた点はすぐにメモして意識を高めていた。
 狩俣香さんは「いろいろな仕事を素早くこなしている様子に驚きました。店のことを全部管理している皆さんはすごい。将来の仕事に役立つ情報がたくさんありました」と感想を話していた。


 ジョブシャドウイング 働く大人に影のように寄り添い、その働く姿勢から仕事の楽しさや働く意義、職種に関する知識を身に付けていくというアメリカ発のキャリア教育。子どもたちが将来の夢や進路を考えるきっかけになるとして県内各地で展開されている。


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