五輪出場へ 夢広がる
重量挙げ福里に助成金/宮古高校
日韓のオリンピック委員会が合同で実施する重量挙げの強化合宿に、宮高3年の福里悠さんが参加することを受け、同校は28日、助成金を贈った。本村博之校長は「今回の合宿は次のステージ、夢につながる」と話し、五輪出場に期待を込めた。福里さんは「東京五輪は視野にある。出たい気持ちはある」と述べ、強化合宿に意欲を示した。
福里さんは先月20日に開催された第16回全国高校女子選手権63㌔級で優勝。トータル176㌔、クリーンアンドジャークでは98㌔の大会記録をマークした。
この優勝を受けて日本ウエイトリフティング協会が福里さんを日本代表選手に選抜。福里さんは2日から5日に韓国で行われる日韓合同合宿に参加する。
助成金の贈呈式で、本村校長は「悠さんは、小さな島からでもやれるんだという希望を与えている。今回の合宿でさらに成長してほしい」と激励した。
渡慶次晃顧問は「この合宿参加を機に、本人の競技力向上はもとより、人間的な成長も期待できる」と合宿参加を喜んだ。
福里さんは、「参加選手に選ばれてうれしい。この合宿では自分が分からない部分を吸収したい。それを持ち帰って、今後の練習や学校生活の中で生かしていきたい」と抱負を語った。