受診者減少で危機感/14年度集団健診
積極受診呼び掛け
2014年度特定健診などの集団健診受診者数が前年度に比べ減少していることから、宮古島市では未受診者に積極受診を呼び掛けている。9月5日までに平良地区を除く伊良部、下地、上野、城辺の4地区で終了しているが、受診者の合計数が昨年度の2259人から今年度は2000人を割り込んでいる。現在は平良保健センターで行われている集団健診は27日までとなっていることから市国民健康保険課は「対象の未受診者は誰でも受診できるので期間中にぜひ平良保健センターで受診してほしい」と呼び掛けた。
今年度の平良を除く4地区の受信者数は1985人に止まり、前年度よりも274人減少している。
集団健診の受診者数は、特定健診(40~74歳の国保加入者)と基本健診(20~39歳の国保加入者、20歳以上の生活保護世帯)、長寿健診(75歳以上と65歳以上の後期高齢医療加入者)の合計数。
同課によると昨年度は33日間行われた集団健診は今年29日間と日数が減っていることから、積極的な受診を求めている。
今後の集団健診はすべて平良保健センターで実施され、受付時間は午前8時30分から同11時まで。
また、対象地区以外の住民でも受診券が届いた対象者でこれまでの集団健診の未受診者であれば27日まで平良保健センターで行われている集団健診に誰でも受診できる。
2012年度の特定健診結果で宮古島市は、男女計でメタボリックシンドロームの該当者割合が27・6%で県内11市でワースト1位。予備群も16・8%でワースト1位となっている。
国民健康保険課は「対象者の中には『去年受けたから今年は大丈夫』とか、『来年受けるよ』などの声をよく聞く。1年に1回は自分の体の状況をしっかり把握するためにも健診はしっかり受けてほしい」と呼び掛けた。