優秀勤労障害者に大村さん
知事表彰 「勇気と希望与えた」
【那覇支社】優秀勤労障害者などへの表彰式が16日、県庁1階県民ホールで開かれ、宮古島市の大村政喜さん(60)らが知事表彰を受けた。
今月8日に東京国際フォーラムで開催された全国表彰式に出席し、高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰された川満徳男さん(58)も紹介された。
障害者雇用優良事業所としてオキコストアや沖縄ホンダなど3社が知事表彰、理事長努力賞伝達表彰された。
県は9月の「障害者雇用月間」啓発活動の一環として、障害者の職業的自立を促し、事業主の障害者雇用への関心、理解の促進を目的に毎年実施している。障害者雇用に積極的に取り組み、ともに働ける職場環境作りに尽力した事業所や、長年勤務に精励された障害者を表彰する。
仲井真弘多知事(代読・武田智商工労働部統括監)はあいさつで「長年にわたり仕事に精励されて他の従業員の模範であり、障害をもつ方々へ勇気と希望を与えてきた」とたたえた。
大村さんは左足の障害を義足で克服し、タクシー乗務員として「まるちく」勤務約12年。川満さんは左上肢機能障害を抱えながら協栄タクシー勤務約17年で無線担当。
表彰式の後、大村さんは「大変驚いたが、認めてもらえて光栄。この賞が若い人たちへの励みになればうれしい」と喜びを語った。