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産業・経済 社会・全般
2014年10月10日(金)9:00

宮古でスッポン養殖/洲鎌さん、いけすで5000匹

初めて商品化、販売へ


洲鎌さんが飼育しているスッポン(右が親、左が子供のスッポン)

洲鎌さんが飼育しているスッポン(右が親、左が子供のスッポン)

 宮古で養殖されたスッポンがこのほど商品化され、来週にも販売される。特産品の発掘、開発などを手掛ける洲鎌善伸さん(55、下地字川満)が養殖しているスッポンで、最初は20パック(20匹)を販売する。洲鎌さんは「スッポン料理は宮古の食文化にはないが、鶏肉のような味がしておいしい。コラーゲンも豊富で健康にも良い」とPR。養殖で増やし、販売数を伸ばしたいと意気込んでいる。

 スッポンは生命力が強いことから、その体の中に貴重な栄養分となる各種の成分を含んでいるといわれ、健康食品として注目を浴びているという。鍋料理や空揚げにするとおいしいという。

 洲鎌さんは、5年前に徳之島から親のスッポン50匹を取り寄せ、手作りのいけすで段々と増やしていった。現在は約5000匹のスッポンを養殖している。

 スッポンは福岡の業者に送られ、冷凍パック入りの商品にされた後、洲鎌さんの元に送られる。

 「卵をふ化させるために温度管理は重要だが、育てるのは餌をやるだけでそれほど手間は掛からない」と洲鎌さん。宮古の温暖な気候が飼育に適しており、本土では5~6年で親になるが、宮古では4~5年だという。

 販売ルートの確保や商業ベースにのせられるか不安な面もあるが洲鎌さんは「5年間育ててきたスッポンがやっと商品化される。宮古でも浸透させ、将来的には6次産業として確立させたい」と夢を描いている。


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