菊求め市民どっと/鏡原中菊まつり
栽培した生徒が400鉢販売
鏡原中学校(島尻政俊校長)の第37回菊まつりが22日午後、同校で行われ、多くの市民が訪れて生徒が丹精込めて栽培した菊を買い求めた。展示した400鉢は飛ぶように売れた。
菊まつりは、勤労生産や環境美化への関心を高めることを狙いに開催。毎年多くの市民がどっと押し寄せてにぎわう。今年は教育の日「まほろば発表会」と同時に開催した。
展示・販売した菊は、生徒が4月から栽培してきた生産物。縦割りの4チームが競い合うように栽培活動に精を出してきた。
開会式で島尻校長は「皆さんが育ててきた菊とのお別れになるが、全チーム完売を目指して頑張ろう」と生徒に呼び掛けた。
下地将太生徒会長は「4月に植え付け、水も自分たちでやってきた。愛情を込めた香りの良い菊なのでぜひ買ってほしい」と多くの来場者にPRした。
販売を開始すると、生徒たち自ら「いらっしゃいませ!」「安いよ!」と声を掛けながら自分のチームの菊をアピール。待ちわびた市民はお気に入りの菊を手に取ってレジコーナーに長蛇の列をつくった。
菊のほか、ベゴニアやインパチェンス、マリーゴールドの苗も販売。いずれも勢いよく売れ、祭りは最後まで盛況だった。