キビ収穫始まる/宮古本島
沖糖、19日に操業開始
宮古本島における2014-15年産サトウキビの収穫が始まっている。沖縄製糖宮古工場の年内操業に伴い、例年より早い収穫風景が各地で見られる。沖糖は19日に操業を開始する。年内操業は26年ぶり。
沖糖は今期、生産量とサトウキビの熟度を理由に年内操業に踏み切る。
生産量は万㌧を見込んでおり、これは1991-92年産以来の豊作。春植えや株出し面積の拡大で生産量が押し上げられた。
品質も早熟品種の普及に伴ってぐんぐん上昇。先月の成熟試験における農林号は度を超えている。
このような実態を踏まえた年内操業の実施で、一部の生産農家は例年より早めに収穫に励んでいる。先週末は家族ぐるみで収穫作業を行う農家が目立った。
下地地区で収穫作業に精を出していた垣花浩次郎さん(54)は、「いまやっている作業は、ハーベスターを入れるために畑周辺を手刈りしている。今年のサトウキビの品質は良い」などと話していた。
今期宮古地区全体のサトウキビ生産量は34万㌧の豊作が見込まれている。
沖糖は今月19日に今期操業を開始し、年内は30日まで行う。31日から来年1月4日まで休み、同5日から再び操業を始める。宮古製糖城辺工場は来年1月7日から開始する。