平均糖度は14・99度/宮糖伊良部
操業1週間、高品質続く
宮古製糖伊良部工場の2014-年期サトウキビ製糖操業は17日で1週間が経過した。累計平均糖度は14・99度と依然として高品質取引が続いている。1㌧当たりの農家平均手取額は概算で2万2000円以上になる見通しだが、正式には今月20日以降に決まる。
宮糖伊良部工場がまとめた17日付の原料搬入概況によると、搬入量は2688㌧。これまでのサトウキビで最も高い糖度は18・0度で最低は11・50度となった。
糖度区分別の原料(サトウキビ)構成比は、基準を上回る14・4度以上が全体の72・24%を占めており高品質取引を裏付けた。
13・1度から14・3度内の基準糖度帯の原料は全体の23・95%、13・0度以下の原料はわずかに3・81%しかない状況だ。
伊良部島における今期の生産量は6万3000㌧の豊作が見込まれている。
多良間島を含む宮古地区全体の今期生産見込み量は34万㌧の豊作。春植えや株出しの拡大に伴って各地区で早熟品種の普及が進んでいるため、伊良部と同様に高品質取引による農家手取額の向上が期待される。
地区別の生産量は▽平良9万5000㌧▽城辺9万㌧▽下地4万500㌧▽上野3万㌧▽多良間2万1000㌧-となっている。
操業は沖縄製糖宮古工場が今月19日に開始。宮糖城辺工場は来年1月7日、同多良間工場は同1月5日に操業を始める。