市内4中高の生徒が協力/NHK海外たすけあい
街頭で募金を呼び掛け
「たすけあいを、忘れない」をスローガンに日本赤十字社、日本放送協会(NHK)と同厚生文化事業団が主催する「NHK海外たすけあい」が今月1日から25日までの間行われている。市内では20日、伊良部高、伊良部中、下地中、平良中の生徒たちが、市内3カ所の量販店前で街頭募金活動を展開し、買い物客らに募金の協力を呼び掛けた。
「海外たすけあい」は、世界各地で多発する紛争や自然災害などによる犠牲者の緊急救援、保健衛生、災害対策等の分野で開発協力事業を実施するために毎年、寄付金や募金のキャンペーンが繰り広げられており、NHKでは放送による周知活動などで募金を呼び掛けている。
宮古島市内での活動に協力した生徒のうち、伊良部高、伊良部中の生徒らは量販店前の入り口で、「世界の人たちを救うため協力をお願いします」と大きな声で道行く人たちに協力を呼び掛けた。
募金活動に参加した佐久川水紀さん(高1)は「人のために役立っていることが実感として伝わることができてうれしい」と、名城琴香さん(同)は「今回で5回目の参加になるが、世界の子供たちの喜ぶ顔を思うと、とてもやりがいがある」と話した。
初めて募金活動に参加したという源河幸大君(高3)は「今まで、募金する側だったが、今回は実際に募金箱を持って集める側になった。お金を入れてもらった時に、人の心の温もりを感じることができた」と話していた。