07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
産業・経済
2015年2月8日(日)9:00

糖度13・86度、品質は上昇/宮糖城辺工場

操業1カ月、4万㌧余搬入/多良間14・58度と高水準


製糖操業1カ月を迎えた宮古製糖城辺工場。品質は上昇を続けている=7日、城辺砂川

製糖操業1カ月を迎えた宮古製糖城辺工場。品質は上昇を続けている=7日、城辺砂川

 宮古製糖の城辺工場と多良間工場がそれぞれ操業1カ月を迎えた。品質は右肩上がりで上昇しており、城辺工場の平均糖度は13・86度で8割以上の原料(サトウキビ)が基準糖度をクリアしている。一方の多良間工場の糖度は14・58度と高水準を維持している。今期のサトウキビは豊作型。宮古地区全体で34万㌧の生産量が見込まれている。

 宮糖工場は先月7日に今期操業を開始。6日現在の累計で4万1077㌧の原料を受け入れている。

 累計値の糖度区分別構成比は、基準糖度帯(13・1~14・3度)に達している原料が全体の52・25%、糖度帯以上の原料も29・56%と高い比率だ。基準以下は20%を切っている。

 生産農家が受け取るサトウキビ代金は2万1908円(国の交付金含む)。

 ここ最近の雨による原料不足が懸念されたが、好天の7日はハーベスターがフル稼動。同工場農務部によると、「今のところ(原料の不足で)工場を止めることはない。7日現在原料も十分ある」としている。

 一方、多良間工場は操業開始当初から高品質取引が続いている。これまでの累計平均糖度14・58度は、伊良部工場に次いで地区内2番目の実績となる。

 操業開始約1カ月で7351㌧の原料が搬入されており、糖度区分別構成比は基準糖度帯以上の原料が全体の63・15%を占める。基準帯は30・12%で基準以下は僅か6・73%だった。

 農家が受け取るサトウキビの代金は2万2598円と高値が付いている。

 宮古地区の今期サトウキビは豊作型。台風の被害が少なかったことや、生育旺盛期の5月から8月に適度な降雨に恵まれて順調に生育したことなどが要因。9~10月の少雨傾向も最小限の被害で食い止めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!