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スポーツ
2015年7月19日(日)9:06

宮高、決勝進出成らず/全国高校野球県大会

糸満に2-7で敗れる


試合終了後、悔し涙を浮かべてベンチに向かう宮高ナイン=18日、沖縄セルラースタジアム那覇

試合終了後、悔し涙を浮かべてベンチに向かう宮高ナイン=18日、沖縄セルラースタジアム那覇

【那覇支社】第97回全国高校野球選手権沖縄大会第9日は18日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝が行われ、宮高は糸満に2-7で敗れ、37年ぶりの決勝進出は成らなかった。宮高は序盤に失点を重ね、苦しい展開となった。五回と六回にそれぞれ1点ずつを挙げ反撃ムードをつくったが、糸満の必勝パターンである継投策に追加点が奪えず涙をのんだ。決勝は19日午後1時から同球場で、糸満と沖縄尚学を破った興南が対戦し、全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)に出場する県代表が決まる。



宮高は初回の立ち上がりを攻められ、いきなり2点を献上。三回にも追加点を奪われると、四回には2死満塁から走者一掃の三塁打を浴びるなど、この回だけで4点を失い、計7点のリードを許した。


宮高は五回、四死球とヒットで無死満塁の絶好のチャンスをつくると、7番下地駿が右前適時打を放ち1点。なおも無死満塁と攻め立てたが、後続が討ち取られた。


宮高は続く六回も、相手2番手投手から四死球などで二死1、3塁とし6番笠原の右前適時打で2点目を挙げたが、それ以降は攻撃の形がつくれなかった。


宮高は投げてはエース松川竜から平山、下地一の継投リレーで、五回以降は相手に得点を許さなかったが、打撃は五回の無死満塁の好機に1点しか奪えなかったのが響いた。


TEAM
糸満
宮高

(糸)金城乃、平安-比嘉良
(宮)松川竜、平山、下地一-下地秀
▽三塁打=池間(糸)
▽二塁打=下地秀(宮)、岡田②、大城龍、池間(糸)


瀬名波幹智監督の話 初回の2点、あそこがゼロだったら違った展開になったと思う。先取点を取りたかった。先発の松川の出来は良かったが、相手も研究しており、特に左打者には捉えられていた。でもこれまでの自責点1は褒めてやりたい。甲子園に行くには、打つ方はもっと精度を上げないといけないし、ピッチングは緩急を使いコントロールの幅を広げなければならない。次のチームの課題となる。


下地秀一郎主将の話 最後まであきらめないで戦ったので悔いはない。今大会は投打がしっかりとかみ合った戦いができた。後輩たちには自分たちみたいにベスト4で終わるのではなく、強豪校が倒せるように力を付けてほしい。力はあると思う。あとは気持ちの問題。甲子園出場は後輩たちに託したい。


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