12/19
2025
Fri
旧暦:10月30日 先負 壬 
社会・全般
2015年8月8日(土)9:06

空 全便欠航3700人足止め/台風13号

離島航路もストップ/交通機関まひ状態に


空席待ちの整理券を発行するカウンターに並ぶ乗客ら。台風の接近で足止めを余儀なくされた=7日、宮古空港

空席待ちの整理券を発行するカウンターに並ぶ乗客ら。台風の接近で足止めを余儀なくされた=7日、宮古空港

 台風13号の接近に伴って7日の交通機関はまひ状態に陥った。宮古発着の航空路線は全便が欠航、3社合わせて約3700人の足に影響が出た。船の離島航路も全便がストップした。池間、来間、伊良部の各大橋はそれぞれ強風のために通行止めとなり、市民生活にも影響を及ぼした。




空席待ちで長蛇の列/宮古空港
「仕方ない」ため息

 台風接近に伴い、航空3社の宮古関係路線は44便全便が欠航となり、予約ベースで3684人の足に影響が出た。宮古空港の発券カウンターには8日以降の空席待ちを予約する乗客らが長蛇の列を作った。それぞれ「台風は仕方がない」とため息を漏らしながら整理券発行の順番を待った。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の7日の那覇-宮古は8往復16便が欠航となり、1798人が足止めを余儀なくされた。1往復2便が欠航となった東京羽田-宮古は247人が利用できなかった。

 宮古-多良間などの路線を持つ琉球エアーコミューター(RAC)は三つの関係路線で計10便が欠航。那覇-宮古で55人、宮古-多良間で48人、宮古-石垣では36人の足に影響が出た。

 その他の路線を含めるとJTAは計38便が欠航し影響人数は4039人、RACは欠航36便で影響人数は692人だった。

 一方、全日本空輸(ANA)も宮古関係路線の全便が欠航した。那覇-宮古は12便、宮古-石垣、大阪-宮古はそれぞれ2便が欠航となり、3路線の影響人数は約1500人だった。

 航空3社ともに台風の進路を注視しながら8日以降の協議を続けた。JTAは7日午後4時現在の情報として8日の運航スケジュールを発表。同日は8便が欠航するとしているが、宮古関係路線の欠航はない。

 7日の宮古空港は朝から空席待ちの乗客らが次々と訪れた。うるま市に帰る予定だった35歳の男性は「どうしようもないですね。足止めは初めてのこと」と苦笑いを浮かべ、「ホテルで仕事をしたい。ネット環境があれば最低限の仕事はできますから」と気持ちを切り替えて空港を後にした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!