12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
政治・行政
2015年9月9日(水)9:07

14年度決算を不認定/市議会・総務財政委

与野党全会一致で/不法投棄ごみ残存問題が理由


不法投棄ごみ残存問題を理由に14年度決算を全会一致で不認定とした総務財政委員会=8日、市役所平良庁舎

不法投棄ごみ残存問題を理由に14年度決算を全会一致で不認定とした総務財政委員会=8日、市役所平良庁舎

 開会中の市議会(真栄城徳彦議長)9月定例会は8日、各常任委員会を開き、付託された議案などの審査を行った。このうち、総務財政委員会(嵩原弘委員長)では、不法投棄ごみ残存問題を理由に2014年度の一般会計歳入歳出決算が、与野党全会一致で不認定となった。今後、25日に行われる最終本会議でも否決となれば下地敏彦市政では初めての決算不認定となり、市にとっては不名誉な記録として残る。

 宮古島市議会における決算不認定は、伊志嶺亮前市長時代の06年度と07年度の2回あり、14年度決算がもし本会議でも不認定となれば3回目となる。

 この日の総務財政委では、新城元吉氏が14年度決算について「不法投棄ごみ問題で予算化から工事請負までの一連の課程で疑義が多い。そうした問題が明らかにされない中で、このような決算を認めるわけにはいかない」と反対討論を行った。

 賛成討論はなく、挙手による採決では、賛成ゼロとなり、全会一致で不認定となった。

 委員会終了後、平良隆氏は「新城氏が反対討論で指摘した通り、今回のごみ問題が解決していない中では認定できない。これだけいろいろな問題が明らかになっている中では与党としても問題はあるとの認識を持っている」と述べた。

 不認定について市の村吉順栄総務部長は「財政を預かるものとしてとても残念に思う。理由となった不法投棄ごみ撤去委託事業については、一般質問でも出てくると思うので議会、市民に丁寧に説明していきたい」と述べた。

 この日の総務財政委では提案6議案をすべて可決し、一般会計決算認定以外の認定案3件は認定した。

 陳情5件のうち、「マイナンバー法に反対する陳情書」と「宮古への陸上自衛隊配備および新たな軍備増強に反対する陳情」など3件が不採択となり、「安全保障関連法案の廃案を求める意見書」と「外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書」は継続審査となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!