金城竜郎氏(幸福実現党)が出馬表明/参院選沖縄選挙区
「不可逆的に辺野古解決」
【那覇支社】幸福実現党県本部副代表の金城竜郎氏(51)が15日、県庁で記者会見し、今夏の参院選沖縄選挙区(改選数1)に出馬を表明して、「最大の公約は最終的かつ不可逆的に辺野古問題を解決する」と述べた。
金城氏は「普天間飛行場の辺野古移設問題は、2013年末の仲井真前知事の公有水面埋め立て承認よって決着した。これから速やかに建設する以外に道はない。今後、県民に日米同盟に基づく辺野古移設の完遂がなぜ大切かをしっかり説明していきたい」と出馬の理由を述べた。
その上で、参院選での政策として「日米同盟を堅持し強化する辺野古移設は①中国の脅威から沖縄県民の生命・財産を守る②県民の基地負担軽減と抑止力維持、強化を合わせ持つ③在日米軍基地の経済効果により国民の1700兆円の資産やアジアの自由経済を守る」などを訴える考えを示した。
また、「沖縄の観光産業を発展させる。英語教育を充実して外国客一人ひとりに沖縄のおもてなしの心で県民性を発揮させたい」と述べた。その他の重要政策に▽県民生活を破壊する消費増税10%を5%に戻す▽県民のプライバシーを侵害し、自由を奪うマイナンバー制度の撤回、見直しーを挙げた。
会見に同席した同党の釈量子党首は「辺野古問題などが噴出して、沖縄と本土に非常に深い溝があるような時代。金城氏を擁立し、最重要地域として沖縄にしっかり力を入れて『愛しているから、黙っていられない』の気持ちで、県民に訴え続けたい」と話した。
金城竜郎(きんじょう・たつろう) 1964年5月7日生まれ。那覇市出身。
沖縄国際大学文学部卒。91年、幸福の科学入局。2009年より現職。幸福の科学沖縄北部支部長。