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教育・文化
2016年2月2日(火)9:02

漁具や農具、民具を展示/池間小中校

歴史ミュージアムオープン


約1300人が心地よい風を浴びながらウオーキングを楽しんだ=1月31日、伊良部大橋

約1300人が心地よい風を浴びながらウオーキングを楽しんだ=1月31日、伊良部大橋

 池間小中学校(前泊直子校長)は1月31日、特別棟1階に池間島の古い漁具・農具・民具を展示した「ユニムイ歴史ミュージアム」をオープンさせた。子供たちが看板を掲げ、今後の学習に意欲を示していた。小学3年以上の総合的な学習の時間を中心に活用する。

 同校は、2011年4月併置校として新たにスタートした。

 学校が建つ海岸の旧名は「ユニムイ」と称する。古くから宮古島では、五穀の一つの粟(あわ)を「ユニ」と呼んでいる。砂の色が遠目では粟色に見えることから、粟を盛ったような山状の砂も「ユニ」と称している。「ムイ」には「いくつも」の意味があり、元々の土地に砂の山が数カ所あったことから「ユニムイ」と称していた。

 「ユニ」には、富の根、豊饒(ほうじょう)の根などの意味がある。

 同ミュージアムには、実際に使われていた木製サバニや大漁旗、きね・うすなど数十点を展示。昭和時代のモノクロ写真なども飾られている。

 前泊校長は「貴重な漁具、農具、民具が多いので、子供たちにしっかり教えていきたい」と語っていた。


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