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産業・経済
2016年2月17日(水)9:02

牛の状態、センサーで監視/携帯電話

分娩時間をメールで通知


3年前から牛温恵を使用している喜屋武さん。「これがない畜産は考えられない」というほど重宝している=15日、城辺下里添

3年前から牛温恵を使用している喜屋武さん。「これがない畜産は考えられない」というほど重宝している=15日、城辺下里添

 母牛を温度センサーで監視し、分娩時間をメールで知らせる「牛温恵」システムが注目を集めている。畜主は携帯やタブレットに送られてくるメールで母牛の状態を把握できる。畜舎を24時間体制で監視する必要がなく、計画的な分娩が行えると評判だ。「これがない畜産は考えられない」と重宝する農家もいる。

 モバイル「牛温恵」システムは大分県のリモート社が開発した。通信はNTTドコモが担っている。


母牛の膣内に挿入する温度センサー

母牛の膣内に挿入する温度センサー

 システムの概略は、まず母牛の膣内に温度センサーを挿入。これで牛の体温の変化を把握して分娩の時間を測定する。探知した情報は監視サーバーを経由して畜主へ。畜主はどこでも持ち歩く携帯端末で情報を受け取ることができる。

 情報の内容は▽分娩の約24時間前▽一次破水時▽発情の兆候-など。忘れがちな予防接種や投薬の時期まで通知されるという。

 宮古島市では3年ほど前から導入され、その利点は徐々に浸透している。JAによると、今は4件が使用しているという。分娩の時間等を知らせるメールは正確で「画期的。効率的に時間を使うことができる」と評価はすこぶる高い。

 城辺下里添の畜舎に導入した喜屋武則吉さんは、牛温恵システムを使って100頭以上の分娩に成功している。「導入してからは効率よく飼養できている。不具合もなく分娩時間はとても正確だ。見落としもなくなるから事故がない」と絶賛する。「このシステムに頼り切っている。多くの農家に勧めたい」と話した。

 システム導入費用は40~50万円。JAおきなわ宮古地区畜産振興センター(電話72・4680)等で相談を受け付けている。


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