04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
産業・経済
2016年4月24日(日)9:07

15年度観光客数 初の50万人突破を達成

伊良部大橋開通が要因/クルーズ船寄港増も貢献


月別入域観光客数

月別入域観光客数

 市観光商工局はこのほど、2015年度の入域観光客数が初めて50万人を突破し51万3601人になったと発表した。15年度から算出方法を変更したため単純比較はできないが過去最高を記録した14年度の43万550人を大きく上回った。伊良部大橋の開通やクルーズ船の寄港が13回あったことが主な要因と考えられるが、16年度は約100回にまで増加することから60万人達成の可能性も見えてきている。

 15年度の入域観光客数を月別に見ると最も多かったのは9月の5万3875人。次いで8月の5万2877人、10月の5万1013人。最も少なかったのは12月で3万1938人、次いで11月の3万2674人。

 増加の主な要因はクルーズ船寄港回数増加に伴う来島乗客数の増加。14年度は寄港数は3回で総乗客数は668人だったが、15年度は13回、9372人となり、クルーズ客だけで8704人の増となった。そのほか伊良部大橋開通に伴う知名度や認知度アップによる観光地としての人気の高まり、全日空(ANA)による6~9月までの関西-宮古直行便の期間運航なども増加の一因と考えられる。

 クルーズ客船誘致連絡協議会によると16年度は中国からを中心に約100回のクルーズ船寄港が予定されていて、10万人程度の来島客が見込まれている。

 ANAは3月27日から新たに羽田-宮古島の直行便を就航。期間運航だった関西-宮古線も同日から通年運航として各1日1往復2便をするなど航空便も増加。さらに羽田-宮古線は9月と10月8、10日には2往復4便に増便。入域観光客増への貢献が期待される。

 初の50万人達成に下地敏彦市長は「こんなに早く達成できるとは思っていなかった。クルーズ船が期間中、週2、3回のペースで来てくれたことが要因だと思う。平良港漲水地区を10万㌧級のクルーズ船が接岸できるよう整備する計画なので完成すればさらなる受け入れも可能になる。市としては受け入れ態勢をしっかり行い宮古が飽きられることのないような対応をしていきたい」と語った。宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「伊良部大橋が昨年1月に開通して、宮古島全体の人気度が上がってきた。旅行代理店などが、大橋開通を見越して現場視察や勉強会などをしたりして、商品開発に取り組んできたことが実を結んだと思う」と分析した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!