07/17
2025
Thu
旧暦:6月23日 仏滅 丁 
社会・全般
2016年4月24日(日)9:04

市民の温かさに感謝/熊本支援の学生

募金額70万円、善意続々


街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

 「市民の励ましと優しさがすごい」。熊本地震の被災者支援のために、20日から募金活動を行っている学生たち。その募金額が3日間で70万円を超えた。学生たちは「こんなに集まるなんて…」と驚き、市民の善意に感謝を寄せている。

 募金活動を行っているのは熊本の大学に通う宮古島市出身の学生。避難のために帰郷しているが、「居ても立ってもいられない」と約10人が行動に出た。

 市内スーパー前。訪れる買い物客のほとんどが募金に協力している。千円札や五千円札、中には一万円札を投入する人も。ありったけの小銭全部を募金して善意を表す市民もいた。

 急いでいる市民は車中から「ごめん。おいで!」と呼び掛けて募金。学生たちが場所を変えて立つスーパーに毎日通って募金する市民もいるという。

 募金をしながら、「頑張るんだよ」「熊本のために本当に偉い」と声を掛けて学生を励ます光景はどのスーパーでも見られた。立ち止まって現地の状況を聞く人もいれば、学生たちの今後を案じ、「何かできることがあるといいが」と語り掛ける市民もいた。

 そんな市民の募金は20~22日の3日間で約74万円に達している。熊本県の平成音楽大学に通う近藤優美さん(21)は「買い物をするほとんどの人が募金してくれるんです」と驚く。「その優しさと気持ちに私たちは励まされている。熊本の助けになります。本当にありがとうございます」と感謝のコメントを寄せた。

 「とてもありがたいことです」と話すのは熊本学園大学に通っている宮國太希さん(19)。「市民の皆さんの温かさが本当によく分かる」と感謝を込めた。

 募金活動はきょう24日も行われる。学生たちは週明けから順次熊本に戻る。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年7月8日(火)9:00
9:00

フレーム切手の販売開始

宮古の風景や「まもる君」使用/郵便局   日本郵便沖縄支社(那覇市、金城努支社長)は7日、交通安全を願ったオリジナルフレーム切手を販売開始した。夏の観光シーズンを前に、安全運転で観光を楽しめるよう宮古島地区交通安全協会と協力して作成。色鮮やかな宮古島…

2025年7月5日(土)9:00
9:00

水難、交通事故注意を

外国人観光客に啓発活動/宮古島署など   宮古島署、宮古島海上保安部、市、宮古島地方気象台は3日、下地島空港で「水難事故および交通事故防止」の啓発活動を合同で行った。韓国と香港からの到着便に合わせ、署員や職員がパンフレットなどを配布し事故防止を訴えた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!