04/24
2024
Wed
旧暦:3月16日 赤口 戊 
政治・行政 社会・全般
2016年5月1日(日)9:06

「親の仕送り」に頼る/16年度市の財政

独自調達金は15%/予算を年間生活費で算出

 宮古島市は2016年度当初予算(一般会計)を、年間に必要な家計の生活費(500万円)に置き換えて算出した。それによると、親(国など)に頼らずに独自に調達できる財源、いわゆる給料(市税)は62万円、臨時収入(負担金・使用料など)は17万円となり、全体ではわずか15・8%に過ぎないことが分かった。残りの84・2%は親からの仕送り(地方交付税、各種交付金など)や借入、預貯金を取り崩して補っている。改めて自立していくにはほど遠い状況が浮き彫りになった。

 市民に予算を身近に感じて関心を持ってもらおうと、数年前から家計簿に置き換えて市の広報誌で紹介している。

 市の16年度の一般会計当初予算は、歳入歳出総額381億200万円で過去最大規模となった。

 前年度に比べ37億円(11・0%)増の大幅な伸びで、要因は未来創造センター(図書館と公民館の複合施設、建設費21億9000万円)、スポーツ観光交流拠点施設(11億円)、リサイクルセンター建設(4億円)のいわゆる「ハコモノ」ほか、農山漁村活性化対策整備事業(基盤整備、15億円)を計上したこと。

 このような大型事業の導入で、市債(ローン借入)が前年度より約18億円増の約44億円となった。

 市の予算を家計簿にした場合、収入で最も多いのが親からの仕送り、次に親から特別にもらう仕送り(小遣い)で、二つ合わせた金額は358万円。全収入(500万円)の71・6%を占めている。

 一方、支出を見ると、人件費に当たる「食費」が76万円、委託料や使用料、物品調達などの物件費に当たる「光熱水費、通信費」は70万円となっている。

 食費や光熱水費などは年々切りつめて少なくしているが、自宅(公共施設など)の増改築や修繕費が139万円と多額で家計を圧迫している。

 資産を見ると、預貯金の総額は約200万円あるが、ローンの残高が約600万円あり将来に不安を抱えている。

 歳入の面では、合併後10年間は特例措置として、多くの普通交付税が入ってきていたが、15年度でこの措置が終了。16年度~20年度までの5年間で段階的に削減されていく。

 財布のひもを握る市財政課では、「一般財源の根幹である普通交付税の減、市債の増という状態になっているが、財政健全化を考慮しながら、事業の執行に努めていく」としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!