07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
イベント
2016年5月9日(月)9:03

情感たっぷり観客魅了/古波蔵峰子独演会「報恩」

300人が多彩な演目


古波蔵峰子さん(右)が歌・三線、下里恵さんが箏で西原古民謡「かりゅうのあやぐ」を披露した=8日、マティダ市民劇場

古波蔵峰子さん(右)が歌・三線、下里恵さんが箏で西原古民謡「かりゅうのあやぐ」を披露した=8日、マティダ市民劇場

 古波蔵峰子独演会「報恩」(主催・同実行委員会、後援・市教育委員会。市文化協会、宮古毎日新聞社ほか)が8日、マティダ市民劇場で開催され、総勢約300人が多彩な演目を披露した。琉球古典音楽野村流保存会の師範、古波蔵さんは、故郷西原地区の西原古民謡「かりゅうのあやぐ」を情感たっぷりに歌い上げ、観客を魅了した。

 独演会は2部で構成。1部では、荘重な古典音楽斉唱「かぎやで風節 恩納節 安波節」、舞踊「かせかけ」、民俗芸能の「宮古月の綾語」「西原のクイチャー」などを紹介した。

 2部では、古典音楽斉唱「松竹梅」や舞踊で「豊年のあやぐ」「根間の主」「西原東里真中」「高平良萬歳」などを繰り広げた。民謡・三線・箏・笛・胡弓・太鼓の魅力を披露し、観客らに感動を与えた。

 古波蔵さんは1956(昭和31)年生まれで、この日の独演会は還暦記念公演とされる。

 1998年より同保存会宮古島支部長として活躍し、宮古地域における琉球古典音楽の普及拡大に大きく貢献している。これまでに沖縄タイムス芸術選賞(三線)新人賞、優秀賞、最高賞、グランプリ、芸術選賞奨励賞を受賞。2015年には沖縄県伝統音楽野村流保存会伝承者に認定される。その技能・活動は高く評価されている。独演会では、レベルの高い歌・三線に観客らは酔いしれた。


西原地区の同級生らがスタッフで協力し支えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!