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産業・経済
2016年6月15日(水)9:03

設備更新工事が着工/宮糖伊良部工場

総事業費10億7600万円


工場内から撤去された効用缶及び関連設備などのスクラップ(手前)=14日、宮古製糖伊良部工場

工場内から撤去された効用缶及び関連設備などのスクラップ(手前)=14日、宮古製糖伊良部工場

 宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)でこのほど、効用缶及び関連設備更新工事と製品分離機及び関連設備更新工事が着手した。二つの工事の総事業費は10億7600万円。これかれ最新型の効用缶(蒸気を効率的に使う仕組みの濃縮装置)と分離機に取り換え、今期操業から本格的に稼働することになっており、砂糖歩留まり向上が期待されている。

 工場内に設置されている効用缶と製品分離機は老朽化のため撤去され、最新型が導入される。分蜜糖製造合理化対策事業で実施。含蜜事業工場の経営の改善が円滑かつ確実に遂行され、環境対策および省エネルギー対策が目的。

 総事業費10億7600万円の内訳は、国・県を合わせた補助率が60%、残り40%は宮古製糖が負担。工期は2016年3月31日~11月30日までを予定している。

 最新型の効用缶の効果は▽砂糖歩留まり(砂糖回収率)向上▽蒸気の軽減▽清浄行程の省エネ及び運転の円滑化▽糖汁濃縮製造工程の安全管理の向上-なとが挙げられている。

 同じく製品分離機の効果は▽含蜜時間の短縮▽少量の洗浄水使用▽色価及び基本糖度の製品管理が容易に可能-としている。

 工場側は「工事完了までの無事故・無災害を願っている。砂糖歩留まり向上は、サトウキビ生産農家に喜ばれる」と語った。


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