03/26
2023
Sun
旧暦:2月5日 赤口 癸 
政治・行政
2016年6月25日(土)9:07

学術部会結論を批判/陸自駐屯地建設計画

一般質問で平良敏夫氏


 平良敏夫氏は24日、市議会(棚原芳樹議長)6月定例会一般質問の中で、水道水源流域に掛かる場所での陸上自衛隊駐屯地建設計画について審議を行った地下水審議会学術部会が「計画は認められない」と結論付けていたことについて、科学的裏付けがないと批判的な考えを示すとともに、私見として「市長が決めるべきことで、学術部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と報告のあり方を限定するべきとの認識を語った。



 平良氏は、学術部会が配備は認められないと結論付けた根拠として、ヒューマンエラーによる油脂、薬物等の漏れが全くないとは判断できない▽多段階的なリスク管理上、施設の設置は予防原則的に不適切▽有事の際、攻撃により水道水源地下水汚染、地下水帯水層の破壊が発生する-などを挙げていることを紹介。「ヒューマンエラー」に関しては何重もの安全策が講じられるのが普通で、それを根拠に挙げることを疑問視。「予防原則的に不適切」としている点については「予防原則的というところが科学的に立証されていなくても規制すべきということは科学者として恥ずべき結論」、「有事の際の攻撃による地下水帯水層の破壊」については「学術部会の範囲外」との考えを示した。


 学術部会の役割について「審議会に助言する立場であり、断定できるわけがないと思う」とした上で、「(計画を)認めることができるできないは審議会の意見を聞いて市長が決めること。部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と主張した。


 学術部会の結論が自衛隊配備に反対する団体らの主催で開催された市民シンポジウムで学術委員の口から明らかにされたことも問題との認識を示す平良氏。反対派市民が審議内容の公開を求めていたのとは反対に、委員に守秘義務を課すべきとする持論を語った。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年3月22日(水)9:00
9:00

目指せ、海洋ごみゼロ

ホテルに回収ボックス/宮古ブループロジェクト始動   市民や観光客が拾った海洋ごみを、ホテルに設置した専用ボックスに集め、市が回収するまで一時保管する取り組みが始まった。海洋ごみゼロを目指す「未来に残そう宮古ブループロジェクト」で4社が協力している。…

2023年3月22日(水)8:57
8:57

満員の観客、演舞で魅了

琉球國祭り太鼓 宮古支部自主公演   琉球國祭り太鼓宮古支部による自主公演「ぶどぅれ!」が19日、伊良部公民館で開催された。会場には用意していた椅子が足りなくなるほどの多くの観客が来場。出演メンバーらは勇壮で力強い太鼓の演舞で観客を魅了した。 今年度…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!