マツダ賞に伊良部映里さん/アートスペース・アキュリア
たぶろう展に5人が入選
絵画の第51回「たぶろう展」に宮古から出展した作品5点が入選、うち伊良部映里さんの作品が入賞のマツダ賞に輝いた。
城辺地区で絵画教室「アートスペース・アキュリア」を主宰し、今回自らも入選を果たした西里恵子さんが11日、入選した5作品について報告した。
たぶろう美術協会が主宰する同公募展は、去った6月8日から20日まで東京の国立新美術館で実施されたもので、全国の支部に応募のあった作品のうち入選を果たした154点が展示された。
これに沖縄支部を通じて宮古から出品された5点の作品がいずれも入選したもので、中でも総理大臣賞など九つの特別賞となるマツダ賞に伊良部さんの「清浄の還り路」と題した作品が選ばれた。
伊良部さんは高知県から宮古島に嫁ぎ、3年前から西里さんに師事、感性を磨いてきたもので、今回の受賞について「まだ表現としては満足の出来ではありませんが、指導のおかげです。これを機にさらに表現を深めていければ」と喜びを語っていた。
また、指導にあたった西里さんは「入選を果たした皆さんは、それぞれのバックボーンを持つ中で、孤独な作業をこつこつ重ね、表現の高みを獲得した結果で、とても喜ばしい。夢、理想郷といいますか、表現者としてのさらなる精進に期待している」と5作品の入選を語っていた。
入選者は次の通り。伊良部映里さん「清浄の還り路」、池間恵子さん「がじゅまる」、大浜忠市さん「眼差しの先」、金城芳明さん「ハロウイン」、西里恵子さん「宇宙と呼吸」。