07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
社会・全般
2016年7月31日(日)9:04

宮古の危険生物を学ぶ/博物館企画展関連行事

藤田准教授が講演


宮古の危険生物についての講演を熱心に聞く参加者ら=30日、市総合博物館

宮古の危険生物についての講演を熱心に聞く参加者ら=30日、市総合博物館

 宮古島市総合博物館第30回企画展「宮古の危険生物」の関連行事として30日、博物館で県立芸術大学の藤田喜久准教授を講師に迎え、宮古の危険生物講演会が行われた。一般を対象に行われた講演会には、市民ら約50人が参加し、宮古島の陸上や海に住む危険生物について学んだ。

 藤田准教授は宮古の危険な生き物を紹介しながら「夏休みで野外で楽しく遊ぶ機会も多いと思う。どのような危険な生き物がいるかを知ることは大切なこと」と述べ「毒などを持つ危険生物は、餌を採るためや身を守るために毒を持っている」と説明した。

 宮古島地方には猛毒を持つハブが生息していないので安全だが、ハチ類など危険な生物もいる。ハチの仲間には本州のオオスズメバチよりは小さいが、宮古島にはツマグロスズメバチが生息する。刺されるとアレルギーショック症状(アナフィラキシー)を発症し、危険なこともある。刺されたら毒を絞り出し、いつでも医療機関にいけるようにしておく必要があると注意を促した。

 そのほか、ガ類やムカデ類、サソリ類なども生息していることを紹介した。

 海の危険生物について、藤田准教授は沖縄の海は世界的に見ても、生物の種類が多い。その中には危険な生き物も含まれていると注意を促した。

 海の危険生物の被害は病院に行った人たちの統計では、1998~2014年までの間、毎年200~400件の被害が報告されていると紹介し、そのうち約7割が7~8月に集中していると説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!