歌と踊りで大盛況/城辺まつり
地域の伝統文化を継承
第7回城辺ふれあいまつり(主催・城辺地区地域づくり協議会)が7日、城辺公民館で開かれた。園児や婦人の踊り、カラオケのど自慢、伝統芸能発表会と盛りだくさんのプログラムで祭りは大盛況だった。ふれあいコンサートではイベントスタッフと一般市民が共にクイチャーを踊り、交流を深めた。
城辺まつりは、福嶺、城辺、西城、砂川の城辺地区4学区が一丸となって地域を活性化させようと取り組んだのが始まりだ。
開会のセレモニーで、地域づくり協議会の神里清春会長は「地域の伝統文化を継承するとともに、地域の連携強化と地域の活性化を図りたい」と語った。
来賓出席した下地敏彦市長は「地域を挙げて祭りを開催することで、住民同士の絆が強まり、伝統芸能の継承・後継者育成につながる意義ある祭りになることを期待する」と述べた。
午前10時に祭りが始まると、公民館周辺には多くの市民がどっと押し寄せた。
城辺老人クラブの踊りで幕を開けると、保育所の園児が愛らしい踊りを発表して会場を明るい雰囲気に包み込んだ。吉野、城辺、西城の各婦人会とすなかぎサークルは日ごろの地域活動の成果を披露した。
会場周辺にはシャリンバイの無料配布コーナーや露店が設営され、終日多くの人でごった返した。
昼食時間帯には宮古そばやかき氷の早食い競争が行われた。子どもたちはそばの熱いスープとかき氷の冷たさに苦戦しながら早食いに挑戦。一等賞を目指す懸命な姿に会場の父母らは大きな声援を送っていた。
午後からは伝統芸能発表会が行われ、福西青年会や友利ミルク口説保存会、福里クイチャー保存会が地域文化を引き継ぐ発表で観客の目をくぎ付けにした。
下地暁さんのコンサートも大盛況だった。最後はスタッフと来場者が一緒にクイチャーを踊り、祭りを通して交流を深めた。
城辺まつり伝統のサムイ大会では、出場者の手元を大型スクリーンに映し出す工夫があった。来場者は対戦の様子を見守り、伝統のサムイを学んでいた。
最後は豪華賞品が当たる抽選会で盛り上がった。