子牛74万円で過去最高/多良間8月牛競り
平均キロ単価は2954円
【多良間】JAおきなわ多良間家畜市場の2016年8月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は過去最高額の74万4721円だった。平均キロ単価も2954円の高値。成牛を含む販売額は1億3749万円の大商いとなった。
子牛の上場頭数は、計178頭(去勢105頭、雌73頭)で、全部競り落とされた。1頭平均価格は前回6月競りと比較して5万9339円高だった。
性別の1頭平均価格は去勢が79万7030円と80万円に迫る勢い。前回比4万4979円高だった。雌も前回と比べて7万7010円も高い66万9482円の高値取引が成立した。
平均キロ単価は前月比169円の大幅高。性別に見ると去勢が3072円(前回比142円高)、雌2771円(同211円高)といずれも高値だった。
成牛を含む上場頭数は193頭で、全部競り落とされた。1頭平均価格は71万2419円と70万円台をキープし、平均のキロ単価も2657円と高かった。
肉用牛競りは、宮古、多良間の両家畜市場ともに高値取引が続いている。全国的な素牛(子牛)不足の影響を受ける形で販売価格が高止まりしている。