初の2隻同時寄港/大型クルーズ船
乗客一挙4000人、最大規模/来島者は10万人超えに
大型クルーズ船「ゴールデンプリンセス号」(総トン数10万8865㌧)が24日、宮古に初寄港した。同日は、「スーパースターリブラ号」(4万2275㌧)も台風10号の影響を避けるため、予定を変更して下崎埠頭(ふとう)に入港した。4万㌧以上、全長200㍍を超える大型クルーズ船2隻が、宮古に同時に寄港するのは初めて。乗客は2隻合わせて4105人で、主に中国や台湾からの観光客という。宮古島観光協会は「一日に宮古島を訪れる外国人観光客数としては、最大規模ではないか」と話している。
市観光課によると、平良港に寄港した海外などからのクルーズ船は、3月28日の「スーパースターアクエリアス」を皮切りに、今回で計69回となり、来島した乗客数は10万人を超えた。
6月までは週3回(月、火、水)だったが、7月からは週4回(日、月、水、木)寄港している。
乗客は主に中国人や台湾人で、午前に来島し観光や買い物などを楽しんだ後、その日の夕方に沖縄本島などに向かう。
ちなみに昨年は年間で13回寄港し、乗客数は9372人だった。
クルーズ船の寄港は、観光入域数を押し上げており、今年4月から6月までの入域観光客数は19万6386人。前年度同時期に比べ7万3818人増加し、過去最多だった前年度の51万3601人を上回るペースで推移している。