高齢者の免許返納/免許返納促進検討会
環境づくりなど検討
第4回高齢者免許返納促進検討会が24日、宮古島署(大城辰男署長)で開かれた。今年3月に次ぐ開催。同会には市役所、地区安全協会、Aコープ城辺店など関係機関から約10人が参加し、高齢者が運転免許証の自主返納をしやすい環境づくりなどについて協議した。
宮古島署はこれまで自主返納者は88人でこのうち79人に運転経歴証明書が交付されている。また、返納者で「安全運転卒業証書」が授与されていない56人には、「秋の全国交通安全運動」期間中(9月21~30日)に授与式を検討したいと報告した。
Aコープ城辺店は、自主返納し、移動手段がなくなり買い物ができない人のための移動販売車「あじまぁ号」の稼働状況について、砂川勝栄店長が「稼働状況は極めて順調で、利用者に大変喜ばれている」と好評なうちに、進んでいることなどを説明した。
また、更竹流通が、開始期間は検討中としながらも、宮古島温泉の利用料金(一般900円)、のうち、高齢者600円から、運転経歴証明書を提示した高齢者にはさらに100円割引の500円とすることが発表された。宮古島タクシー協会は、自主返納し運転経歴証明書保持者への割引料金については、協会内で前向きに検討しているとの報告をした。
大城署長は「高齢者を事故から守る一助になるよう取り組んでいる」と述べ「多くの企業にも、優遇措置に参加してほしい」と協力を呼び掛けた。