飲酒運転防止へ資格目指す/インストラクター養成講座
宮古島で初開催へ/参加予定者が意気込み
アルコール薬物問題全国市民協会(ASK)が認定する「飲酒運転防止インストラクター」の養成講座が宮古島では初めて9月から始まる。市内事業所や協会など14団体から16人が参加予定で、飲酒運転防止の研修を行えるインストラクターの資格取得を目指す。受講式が26日に宮古島警察署で開かれ、参加予定者が顔合わせをするとともに資格取得への意気込みを語った。
養成講座では、まず通信スクールで三つの講座を受講し、3回の通信添削で60点以上を取ることができれば、12月に開催される地区別スクーリングに参加できる。スクーリングではASKの上級インストラクターが参加型研修のメニューを指導する。スクーリング後は参加者が職場や地域で実際に参加型研修を行い、その結果を実践報告シートに記入し、研修時の写真とともに提出することでインストラクターに認定される。
宮古島署交通課の署員から講座のスケジュールについて説明を聞いた参加予定者たちは、「インストラクターを目指してみんなと頑張りたい」や「さまざまな知識を身に付けて職場や社会に貢献したい」、「飲酒運転だけでなく路上寝など飲酒がらみの問題の防止についても勉強したい」など一人一人が抱負や意気込みを語った。
宮古島署の大城辰男署長は「スクーリングは通常、大きな都市でしか行われないが、今回は特別枠として宮古島で開催されることになった。皆さんが学ぶ知識を地域のために生かしてほしい」と呼び掛けた。