植樹大会、伊良部島に決定/県防災農業推進会議
11月24日「防風林の日」に
【那覇支社】2016年度県防災農業推進会議(会長・砂川博紀JA沖縄中央会長)が30日、那覇市のサザンプラザ海邦で開かれ、11月24日「防風林の日」に、植樹大会の伊良部島開催を決定した。
開催地あいさつで、宮古島市の砂川一弘農林水産部長は「台風や塩害から守る防風林整備の重要性を、農家はもとより、広く県民にも知って貰える大会の開催にしたい。んみゃーち宮古島へ」と呼び掛けた。
会議では、関連行事で実施した「防風林ポスター原画コンクール」の最優秀賞に伊良小学校5年の前里隆之真君、「県防災農業賞」の団体に伊良部長浜の三樹果樹生産組合(棚原豊樹代表)、個人に平良下里の川満長英さんを、それぞれ選んだ。
同推進会議は2006年に設置され、防風・防潮林の重要性を広く県民に普及・啓発する活動を目的に、の農業関係団体や関係機関で構成する。
県は毎年11月の第4木曜日を「防風林の日」に設定。沖縄が台風の常襲地帯であることを踏まえ、県内の防風・防潮林の整備を加速させるため、毎年県内持ち回りで関連行事を開催している。次年度の「防風林の日」植樹大会の開催地は、沖縄本島の中部地区市町村の中から選ばれる予定。
砂川会長は「防風林に対する一般農家への重要性の認知や普及が、まだ十分とは言えない。足腰の強い農業の確立のため、皆さんと一体となって取り組みたい」とあいさつした。
「防風林ポスター原画コンクール」の受賞者は次の通り。
▽最優秀賞=前里隆之真(伊良部小5年)▽優秀賞=吉浜耀矢(同4年)濱川琉羽(佐良浜小6年)▽佳作=長間未来(同5年)大浦妃芽華(同)友利空矢(伊良部小5年)▽入選=波平麻友子(同4年)平良正太朗(同)池村恋華(佐良浜小5年)伊良皆瑠海(伊良部小5年)花城萌香(佐良浜小6年)