07/06
2022
Wed
旧暦:6月8日 先勝 庚 
教育・文化
2016年9月10日(土)9:07

繁栄願いクイチャー奉納/伝統のミャークヅツ始まる

池間、佐良浜、西原の3地区で


クイチャーを力強く踊る池間の男性たち=9日、池間島水浜広場

クイチャーを力強く踊る池間の男性たち=9日、池間島水浜広場

 伝統祭祀(さいし)の「ミャークヅツ」が旧暦8月の甲午(きのえうま)の日に当たる9日、平良池間、伊良部佐良浜、平良西原の3地区で始まった。初日は池間と佐良浜の池間添、前里添で地域住民がクイチャーを奉納し、向こう1年の豊作豊漁、子孫繁栄などを祈願した。きょう10日は西原の集落内でパレードやクイチャー奉納が行われる。

 3日間行われる池間島のミャークヅツ。初日は朝から数え年で55歳以上の

勇ましく踊る池間添のミーウヤ。伝統のミャークヅツを引き継いだ=9日、伊良部佐良浜池間添

勇ましく踊る池間添のミーウヤ。伝統のミャークヅツを引き継いだ=9日、伊良部佐良浜池間添

男性が真謝、上げ桝、前ぬ屋、前里の四つのムトゥ(元)家に集まりミャークヅツの開会を宣言するとともに、今年、入会した新会員が自己紹介した。今年は四つのムトゥに計28人の1962年生まれが仲間入りした。

 午後4時過ぎには水浜広場に移動。ツカサンマらが輪を作って神歌を唱和し、扇で広場を清めた後、クイチャーを奉納した。女性たちの輪の外側に青い法被を着て、はちまきを巻いた男性が

充実した表情で踊る前里添の男たち=9日、伊良部佐良浜前里添

充実した表情で踊る前里添の男たち=9日、伊良部佐良浜前里添

大きな輪を作り、クイチャーを力強く踊った。

 今年、新入会した与那嶺泰雄さんは千葉在住で、ミャークヅツに参加するため帰省した。「島を離れているので、新入会したことで原点に帰る感じ。島を見つめ直す3日間になると思う。朝3時に集合する3日間は体力的には大変だが、おじいたちが優しく見守ってくれているので温かい気持ちになり、つながっていると感じられる」と語った。

 伊良部佐良浜のミャークヅツは、池間添と前里添で行われ、「ミーウヤ」と呼ばれる男性らが佐良浜のクイチャーを踊り続けた。

 池間添は数え47歳、前里添は数え50歳がミーウヤと呼ばれる。池間添、前里添ともに約25人が参加し、それぞれ伝統の行事に触れる喜びをかみしめた。

 池間添のミーウヤは、紺色のミャークヅツ専用のポロシャツを着て踊った。全員が頭にタオルを巻き、吹き出す汗をぬぐいながら豪快に踊り続けた。

 一方の前里添のミーウヤは法被姿で踊った。池間添と同じように頭にはタオルを巻き、「ヒヤッ!」という勇ましい掛け声とともに何度も飛び跳ねていた。

 池間添のミーウヤの大浦晃弘さんは「こうしてみんなと踊ることができてとても楽しい。伝統のミャークヅツをしっかりと守っていきたい」と話した。

 前里添ミーウヤの善平清正さんは「昔から続く行事に参加することができてうれしい。先輩たちから受け継いだ行事であり、今後は私たちが後輩に引き継いでいく」と伝統行事の継承に気を引き締めていた。


カテゴリー一覧

観光関係

2022年6月30日(木)9:00
9:00

平良港にクルーズ船/専用バースに初接岸

県内最初2年4カ月ぶり/国内船178人乗せ   国内クルーズ船の「ぱしふぃっく びいなす」が29日、平良港の専用バースに寄港した。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、県内への寄港は休止されていたが、県内最初で2年4カ月ぶりに受け入れが再開された。…

2022年6月15日(水)9:00
9:00

沿岸海域が国定公園に/宮古島市

環境省、指定候補地へ選定/市「うれしいニュース」   八重干瀬や池間島、宮古島の一部地域などを国定公園指定に向けて動き出していた宮古島市に14日、うれしいニュースが届いた。環境省が国定公園の新規指定候補地として宮古島を選定。エリアは、宮古島沿岸海域で…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!