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政治・行政
2016年9月29日(木)9:05

市長の答弁変遷を追及/市議会一般質問最終日

陸自、千代田配備など


市長の答弁変遷に國仲氏や上里氏から厳しい指摘が出された9月定例会一般質問最終日=28日、市議会議場

市長の答弁変遷に國仲氏や上里氏から厳しい指摘が出された9月定例会一般質問最終日=28日、市議会議場

 宮古島市への陸自配備計画で下地敏彦市長が防衛省側と計画概要説明以前にやり取りを行い、市長自ら防衛省側に千代田への分散配備を打診していた問題は28日に行われた市議会(棚原芳樹議長)の9月定例会一般質問最終日でも取り上げられた。國仲昌二氏は下地市長に対して「市長のうそは明らかだ」とこの問題で変遷する議会答弁を厳しく糾弾。さらに、市民団体の代表がこの問題の事実関係を確認しようと過去の市長日程の開示を求めた際に秘書広報課が「データが無いので調べようがない」と開示を拒否したことも問題視した。

 6月定例会の一般質問で國仲氏は防衛省側との事前のやり取りについて市長に質問した際に、下地市長は明確にその事実を否定していた。

 ところが、今議会では一転し、事前のやり取りを認めたことから、國仲氏は議会で虚偽の答弁をしたことに対する見解をただした。

 そのほかにも、市長が、防衛省側との当時のやり取りが、「正式な場ではなかった」と弁明していることについても「市長の公務中に防衛局が公務として訪問したのは正式な面談ではないと考えているのか」と追及した。

 旧大福牧場での配備計画を打診した防衛省に対して、千代田への分散移転を提案した当時のやり取りの状況が「正式な場」か否かについての明確な答弁はなかった。

 さらに、赤嶺政賢衆院議員が、防衛省整備計画局防衛計画課の担当者から聴取した市長との面談日時を基に、市民団体の代表が当時の市長の公務日程と照らし合わせようと情報開示を求めたところ、秘書広報課は「過去のデータは削除してあるので市長がいつ誰と会ったかは調べようがない」と事実に反する回答していたことも取り上げられた。

 この問題について、友利克企画政策部長は「担当課に確認したところ資料がないと対応したようだが、確認したところデータは残っていた」と説明した。

 市長の議会答弁での変遷や、情報を開示しようとしない当局姿勢に対し、國仲氏は「職員が市民にうそをついて、文書開示をしなかったことは断じて許せない。いつから、市の職員はうそをつくようになったのか、市長の答弁も職員の回答もうそ。宮古島市はいったいどうなっているのか」と怒りをあらわにした。

 この日は、上里樹氏、真栄城徳彦氏、嵩原弘氏の3人も登壇し、当局見解をただした。


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