04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2016年10月20日(木)9:06

子牛平均80万円超え/10月期肉用牛競り

過去最高額に市場沸く/平均キロ単価は3098円


子牛1頭平均価格が80万円を超え過去最高を記録した=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

子牛1頭平均価格が80万円を超え過去最高を記録した=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の2016年10月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛の1頭平均価格は81万3662円の過去最高額を付けた。平均キロ単価も3098円と過去最高。1頭当たりの最高価格は101万5200円だった。成牛を含む販売額は2億7670万円の大商い。市場は終日高値取引に沸いた。

 今月競りに上場された子牛318頭のうち、317頭が競り落とされた。平均体重は263㌔だった。

 1頭平均価格は前月比6万4676円高だった。性別にみると、去勢は85万8513円で、同比5万6284円高、雌は73万9038円(前月比7万2265円高)となった。

 平均キロ単価は初めて3000円の大台に。性別は去勢が3168円(前月比322円高)、雌は2971円(同比392円高)といずれも高値が付いた。

 販売額は、子牛のみで2億5000万円を突破する実績となった。競り価格を示す市場の電光掲示板には次々と80万円を超える金額が表示され、活気づいた。

 素牛(子牛)は全国的に引き合いが強く、今月競りに参加した購買者は飛び込みを含めて50人。約320頭と決して多くない素牛を競り合ったことで価格が上昇したとみられる。

 成牛を含む上場頭数は360頭で、このうち359頭の取引が成立した。

 1頭平均価格は77万783円、平均のキロ単価は2699円だった。

 JA宮古地区畜産振興センターでは「子牛の上場頭数が少ないという声が購買者からあった」と話し、増頭の必要性を指摘。毎月平均400~450頭の上場が望ましいとした。

 また、競り上場ぎりぎりに削蹄を行う農家が複数いるとして、マナー向上および事故防止のためにも申し込みの前に削蹄を済ませておくよう呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!