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教育・文化
2017年3月25日(土)9:05

誇り胸に3人巣立つ/宮島小学校卒業式

4月から休校に/在校生も学びやに別れ


卒業生も在校生も4月から休校となる母校に別れを告げた=24日、宮島小学校

卒業生も在校生も4月から休校となる母校に別れを告げた=24日、宮島小学校

 4月から休校となる宮島小学校(宮川悟校長)の第46回修了式・卒業式が24日、同校体育館で行われ3人の卒業生が通い慣れた学びやを巣立った。また、休校に伴い在校生3人も4月からは狩俣小学校に転校することから、卒業生、在校生の6人は母校で過ごした楽しい日々の思い出と誇りを胸に、新しい世界へと羽ばたいた。

 同校の休校は、児童6人のうち、今回卒業する6年生3人を除く在校生3人の保護者から、転校を希望する申請書が提出されたことを受けての措置。

 再び開校するには、複式学級の解消が条件となることから、再開は極めて厳しい状況となっている。

 今回が最後の修了・卒業式になる可能性もあることから、式には保護者や地域の住民も訪れ、地域の子供たちの新たな門出を見守った。

 今回卒業したのは、山内隼輝君、高橋弥摩斗君、八幡領君の3人。

 宮川校長から卒業証書を受け取った山内君は「一流のシェフになりたい」、高橋君は「力持ちの大工になりたい」、八幡君は「教師になりたい」と将来の夢を力強く発表した。

 式辞で宮川校長は「小さな努力の積み重ねが将来の夢の実現につながる。今できることを一生懸命に取り組んでほしい。4月から宮島小は休校となるが卒業生の3人、転校する3人がこれからも活躍することを期待している」と述べた。

 卒業式の歌として6人は「旅立ちの日に」を美しいハーモニーで歌い、会場全体に歌声を響かせた。

 また、在校生による卒業生を送る言葉や卒業生の門出の言葉もそれぞれが発表。6人で過ごした日々の思い出や休校などの寂しさが重なり、涙ぐみながら発表する児童の姿も見られた。

 式後は、正門前まで保護者や、学校関係者、地域の人たちが花道をつくり、紙吹雪で新しい門出を祝福した。

 休校について卒業生3人からは「寂しい気持ちもあるが卒業生としてしっかり頑張りたい」「在校生もこの学校で卒業してほしかった」などの感想が聞かれた。

 宮島小は1959年、平良教育区立狩俣小学校宮島分校として児童数70人、教員2人体制で開校。71年に平良市立宮島小学校として独立した。今回の3人を含め、2016年度までに403人の卒業生を輩出している。


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