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産業・経済
2017年3月30日(木)9:07

キビ生産量 41万㌧超見込む/各工場16-17年産

2度目の上方修正/品質良く、伊良部で19・6度記録


今月27日搬入のキビが19・6度の高糖度を記録した宮糖伊良部工場(資料写真)

今月27日搬入のキビが19・6度の高糖度を記録した宮糖伊良部工場(資料写真)

 宮古地区の製糖工場は、2016-17年産サトウキビの生産量をそれぞれ上方修正した。上方修正は2度目で、4工場合わせた見込み量は41万8600㌧となり、前期の34万5071㌧に比べて約7万3500㌧増加する見通しだ。品質も基準糖度帯(13・1~14・3度)をほぼ達成。宮糖伊良部工場では19・6度の高糖度が記録されるなど、宮古地区全体では1989-90年産の50万㌧に次ぐ大豊作が期待されている。

 各工場が27日までに調査した生産見込み量は、工場別に▽沖糖宮古17万1000㌧▽宮糖城辺15万㌧▽同伊良部7万1900㌧▽同多良間2万5700㌧-となった。

 関係者によると春植え、夏植え、株出しを問わず、全作型において予想以上の反収が見られ、加えて台風や干ばつの被害がほとんど無く、気象条件にも恵まれたことも生産量を押し上げる要因となっている。

 キビの生産量については、市議会3月定例会で砂川一弘農林水産部長が「4工場が搬入量を修正し、全体では40万㌧を超える見通しだ」と答弁していた。

 生産量と比例して品質面も上昇しており、品質取引という制度上、農家手取り額の向上も期待できる。

 伊良部工場管内では、今月27日搬入のキビが19・6度の高糖度を記録。同工場によると手取額は1㌧当たり約3万円に上るという。

 同管内では平均糖度が15・55度と基準糖度帯より高くなっている。同工場では気象条件に恵まれたほか、病害虫被害が少なかったことや農家の肥培管理が要因としている。


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