宮古毎日新聞(電子板)の試読はこちらから|宮古毎日新聞社

2010年7月3日(土) 17:10

沖縄の負担軽減

普天間米軍基地移設のこととなると民主党政権までが金科玉条のごとく「沖縄の負担軽減」を強調する。~までがと記したのは自民党の歴代政権が繰り返してきた言いぐさと表裏一体だから。    ▼ 「県外移設」を公言し期待と希望をもってこたえた国民や県民から多大な負託を受けて念願の政権交代を実現したはずの民主党。しかしその党の政権とは思えない豹変ぶりには負担軽減すなわち振興策を示せば沖縄の反発は消え去るとの底意が見え見えである   ▼「県内移設反対」の県民大会に結集した9万人。「辺野古移設反対」餾%の県民世論。沖縄の総意は明々白々である。にもかかわらず県民の声は負担軽減の甘言でそらし米国には積極的に県内移設を確約   ▼日本全土のわずか0・6%の地に在日米軍基地の餘%を押しつけてなお他国の意向のままに自国民は蚊帳の外におく現政権。県民が沖縄切り捨ての差別と憤るのはむべなるかなである   ▼東大藤原帰一教授によると外交には2レベルゲームという理論があると言う。第1は政府間の外交交渉。第2は国内における政策調整。第1第2のレベルが重なれば国の最終政策となり重ならなければ交渉は決裂   ▼今普天間問題は第2レベルに進んでいるが…。ブッシュ米政権のイラク開戦では小泉自民党政権は率先支持し追従した。現政権も同じ轍を踏み進んでいるようだ。