05/09
2024
Thu
旧暦:4月1日 仏滅 壬 
社会・全般
2010年7月18日(日)14:47

ハンセン病の歴史学ぶ/神氏(全寮協会長)将来構想で講話

参加者はハンセン病強制隔離の歴史などを学んだ=17日、宮古南静園

参加者はハンセン病強制隔離の歴史などを学んだ=17日、宮古南静園

 第2回宮古南静園ボランティアガイド養成講座2010(ハンセン病と人権市民ネットワーク宮古など主催)が17日、宮古南静園で市民を対象に行われた。約40人が参加し、ハンセン病隔離政策で入所者たちが苦しい体験をしたことや療養所の将来構想に関する課題について学んだ。

 
 講座は体験者3人がそれぞれ戦時中の同園の様子と入所者が置かれた立場や差別偏見に苦しんだ経験を話した。

 
 全国13カ所にある療養所の現状と将来構想に関わる政府との交渉について講話した全国ハンセン病療養所入所者協議会(全寮協)の神美知宏会長は、1951年当時約9000人いた入所者も2010年5月1日現在では約2400人まで減少していることや、09年には157人が死亡した事を報告。「高齢化が進み国との交渉に余り時間が残されていない」と指摘した。

 
 山崎杏花さん(北中3年)は「夏休みに人権について作文を書くので参考になると思い参加した。自分の持っている知識とは違い差別や偏見もあったことが分かった。とても勉強になった」と受講した感想を述べた。
 フィールドワークを中心とした第3回(最終)の同養成講座は25日に開かれる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!