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社会・全般
2011年2月13日(日)23:03

球春(行雲流水)

 「球春」が訪れた。オリックス球団が春季宮古島キャンプを始動したのは1993年。19年目に入る。今年は巨人も沖縄キャンプに参入。日ハム・斎藤佑樹の人気が後押しし、今、沖縄は熱い


▼宮古島出身の2人にも熱いエールが寄せられる。ドラフト1位のロッテ・伊志嶺翔大(沖尚-東海大)と同2位の巨人・宮國椋丞(糸満高)

▼俊足の伊志嶺に、ロッテの西村監督は「身体能力の高さを感じた」と評価は高い。金森打撃コーチは「脇を締め、腰の回転で打ち返す」打撃理論を徹底、脇の甘さの矯正に努める。ロッテの外野はサブロー、大松に加え、昨年売り出した清田、荻野がいる。荻野が内野にコンバートされれば伊志嶺の出場は早まる

▼宮國は1㍍84、73㌔の大柄な投手。二軍キャンプを視察した巨人・原監督は「素晴らしい選手が入ってきたなと思う。ピッチャーらしいピッチャーというか、無垢の状態の素晴らしい原石。近未来ジャイアンツを背負って立つ素材であるのは間違いないと思う」とスポーツ紙は報ずる。〝無垢の原石〟だけに将来のエースとして育てたい思いのようだ。市民心情は一日も早い登板だ


▼伊志嶺、宮國の両選手は球界から高い評価を得ていることを報道は伝える。伊志嶺は開幕一軍の可能性も秘めている。オープン戦に出場する機会も目の前。市民の期待は膨らむばかりだ


▼石垣出身の大嶺祐太投手はプロ5年目。宮古と八重山でロッテの投打の中心に育つことにエールを送りたい。


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