2011年6月22日(水) 22:46

それでも主権在民国(行雲流水)

 なりふり構わず政権にしがみつく者。何が何でも政権の権力を手中にしたいと息まく者。未曾有の東日本大震災に対する機敏な救援対応よりも政局絡みの言動に明け暮れている昨今の与野党両者のありようは醜い。被災者(地)ならずとも心底腹がたつ



▼いち早く支援救援の手をのべた世界各国の政府や民間人は想像を絶する大災害に遭遇しても我欲に走らず隣人互いに秩序正しく助けあっている被災者の姿に「日本人はすばらしい」と称賛の声をあげていた


▼しかし今や諸外国民の目には党利党略の醜い政争にのめりこむわが国の政治家諸氏は称賛された日本人とは〝別人種〟の集団と映っているという。さもありなんだ


▼この政争は大地震・大津波・原発事故に続く「第4の大災害」として被災者のみならず多くの国民に少なくない損失をもたらしていると報じる外国メディアもあると聞く


▼政治家だけではない。わが国テレビの昼番組ではメーンキャスターまでが競馬の特別レースの実況さながらに連日菅総理に続くサラブレッドは誰かと得意満面にはしゃいでいる


▼時の権力を厳しく監視し国民目線で政権のひずみを糾弾すべき社会的使命を担っているはずのメディアが事象の後追い報道のみに終始する体たらくは目を覆うばかり。そんな政治状況もメディア報道も寛大に黙認するわがニッポンはそれでも主権在民国なのである。