2011年8月6日(土) 9:00

3選手、全国へ挑む/高校総体出場選手紹介

 全国高校総体が北東北ブロックで開催されている。宮古地区からは、陸上に上原晋之助(宮工3年)と下里佳也(宮高3年)、ボクシングにジュリアン・ジョンソン(宮総実3年)が出場。全国大会に挑む3選手を紹介する。



大舞台で競い合い/陸上・男子走り高跳び
上原晋之助(宮工3年)、下里佳也(宮高3年)


健闘を誓う下里(左)と上原

健闘を誓う下里(左)と上原

 陸上の男子走り高跳びに出場するのは、上原晋之助(宮工3年)と下里佳也(宮高3年)。共に初出場。「相手の存在があったから成長できた」と認め合う2人は3年間、切磋琢磨し、そろって初の全国切符をつかんだ。


 上原は身長173㌢。小柄だが助走スピードを最大限生かすことができる跳躍が特長だ。一方、下里は188㌢と恵まれた体格。高さと抜群のばねで記録を伸ばしてきた。


 走り高跳びを本格的に始めたのは共に高校入学後だ。宮古の跳躍競技の第一人者、立津辰雄さんらの指導を受け、実力を付けた。6月の南九州大会で上原が3位、下里が6位に入賞し、全国大会への出場権を獲得した。


 大会を目前に控え、上原は「楽しみです。大会で早く跳びたい。出場するだけでは満足できないので上位入賞することが目標」と抱負。下里は「跳びたい気持ちが強くなっている。助走も安定してきた。力を出し切れば結果はついてくる」と意気込みを語った。


 跳躍競技は調整が独特だ。大会2週間前まで体を追い込み、その後は練習量を落とし、大会までバーを跳ぶことはない。ため込んだ力と「跳びたい」という気持ちを極限まで高め、大会で爆発させる。


 出場選手の中で2㍍ジャンパーは17人で、例年通りならば優勝争いは2㍍10前後という。自己ベストはともに2㍍02。更新すれば入賞も十分狙える位置に付けている。


 「絶対に負けたくない」と互いにライバル心を燃やす2人。インターハイという最高の大舞台で競い合い、さらなる高みを目指す。


3年間の集大成へ/ボクシング・ミドル級
ジュリアン・ジョンソン(宮総実3年)


ミット打ちで汗を流すジョンソン

ミット打ちで汗を流すジョンソン

 ボクシング・ミドル級のジュリアン・ジョンソン(宮総実3年)は2年連続のインターハイ出場。「これまでやってきた練習を信じ、一つでも上を狙いたい。最終目標は優勝」と全国王者に照準を合わせ、3年間で培った技術や経験のすべてをぶつける。


 身長180㌢と恵まれた体格で長いリーチを生かした右ボクサーファイターだ。昨年の美ら島総体では、2年生ながら県勢で唯一8強に食い込む活躍を見せ、周囲を驚かせた。


 課題は手数という。これまで多くて4発だった連打を、5~6発まで繰り出せるよう練習を重ねている。この日はボディーからフックにつなげる左の連打を何度も繰り返し、感覚を体に叩き込んでいた。


 指導する元高校王者の知念健次さんは「負けず嫌いな性格で、打たれたら距離をとらずに打ち返そうとすることが欠点」と分析。「自分のボクシングに徹すれば優勝も夢ではない。冷静さを失わないことがポイントだ。大会に向け、最高の状態なので期待している」と太鼓判を押す。


 昨年、共に全国出場を果たした知念大樹(宮工3年)は県大会で準優勝に終わり、全国への道を閉ざされた。「大樹の分まで頑張りたい」。3年間、汗を流した仲間の分まで拳に力を込める。


 ボクシング競技は秋田県秋田市立体育館で開催される。9日に開会式と組み合わせ抽選会が行われ、10日から各階級の1回戦がスタートする。